目次
- 履歴書を速達で送るなら注意が必要! 利点や送り方を知っておこう
- まずはここから! 速達とは
- 通常より早く届く郵便サービス
- 企業はどう思う? 履歴書を速達で送ることの実情
- 期日に間に合えば送付方法は問わないことが多い
- マイナスな印象を持つ担当者もいる
- 必見! 履歴書を速達で送るときの3つの注意点
- ①距離によって配達日数が変わる
- ②差し出し時間によって配達時刻が変わる
- ③速達表示をする必要がある
- 4ステップ! 履歴書を速達で送る方法
- ステップ①A4サイズの封筒を準備する
- ステップ②送り状を書く
- ステップ③封筒に赤文字で速達のマークを付ける
- ステップ④ポストではなく窓口で出す
- 履歴書を速達以外で送る方法も知っておこう
- レターパック:頑丈な作りで履歴書が汚れる心配がない
- 簡易書留:配達状況を確認することができる
- 配達日指定:希望の配達日に届けられる
- 最終確認! 履歴書を速達で送る前のチェックリスト
- 履歴書の速達での送り方についてよくある質問に回答!
- 履歴書を速達で送るのは最終手段! マナーを守り余裕をもって準備しよう
履歴書を速達で送るなら注意が必要! 利点や送り方を知っておこう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「急いで履歴書を送りたいのですが、速達でも大丈夫ですか?」
「速達で履歴書を送るのは企業に失礼ですか?」
といった不安の声が多く寄せられています。早めに送ろうと思っていても、就活中は何かと忙しくてつい提出期限ぎりぎりになってしまうこともありますよね。そういった場合は速達で送っても良いのか迷う人や、そもそも速達の送り方がわからないという人は多くいます。
この記事では、履歴書を速達で送る方法や企業が受ける印象について解説します。速達ならではの注意点もあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
まずはここから! 速達とは
- 通常より早く届く
- 土日祝日も配送可能
- 追加の送料がかかる
速達という言葉を聞いたことはあるものの、具体的にどんなサービスなのか知らない人は案外多いです。有効活用するために、まずは速達の概要を確認していきましょう。
通常より早く届く郵便サービス
速達とは、日本郵便株式会社が提供する郵送サービスの1つです。手紙やはがきを送る場合、普通郵便であれば届くまでに2~4日程度かかりますが、速達では一部の地域を除き基本的に翌日には到着します。
たとえば、東京から大阪に手紙を送る場合、通常2日かかるところを速達なら翌日に届けることができるのです。通常よりも早く届くため、履歴書の提出期限が迫っているときは利用を検討しましょう。
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土日祝日も配送可能
速達は普通郵便では対応していない土日祝日も配送可能です。そのため、たとえば翌月曜日が提出期限となっている場合、速達なら直前の土日に送っても間に合わせることができます。
ただし、土日祝日はすべての郵便窓口が営業しているわけではありません。土日祝日に発送したい場合は、営業している窓口を探すか、集荷時間までにポストに投函する必要があります。対応可能とはいえ、平日とは異なる点があるため注意が必要です。
追加の送料がかかる
速達で送る場合、基本料金に加え追加料金がかかります。追加料金は郵便物の重量によって異なり、250gまでは260円、1kgまでは350円、4kgまでは600円です。履歴書を送る場合は、封筒やクリアファイルの重さを含めても250gまでに収まることが多いため、通常の送料+260円と考えて良いでしょう。
なお、基本料金も重量によって異なります。A4用紙がそのまま入る角形2号の場合、定形外郵便物(規格内)として扱われ、下記の料金がかかります。
定形外郵便物(規格内) | |
---|---|
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 390円 |
1kg以内 | 580円 |
2kg以内 | 取り扱いなし |
4kg以内 | 取り扱いなし |
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速達を利用することで早く届くことはメリットですが、注意しておきたい点もあります。
1つは速達を利用する場合には通常料金にあわせて、追加料金がかかることです。送付数が数枚であればそれほどの負担にはならないかもしれませんが、受ける企業の数分となると金銭的な負担も大きくなります。2つ目は、速達だからといって絶対に予定日に間に合うとは限らないことです。何らかの配達トラブルが発生する可能性もゼロではないことは覚えておきましょう。
速達にはメリットもありますが、履歴書は早く提出するに越したことはありません。できることなら速達を利用しなくても良い段階ですぐに出すことが理想です。
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企業はどう思う? 履歴書を速達で送ることの実情
学生
速達を使えば通常よりも早く履歴書を届けることができるのは魅力的ですね! ただ企業側が速達に対してどのような考えを持っているのかが不安です……。
キャリアアドバイザー
そうですよね。ではここからは企業側が速達に対してどのような印象を抱くか解説しますね。
学生の中には、「履歴書を速達で送るのは企業に対して失礼だ」「むしろ速達は熱意が伝わる」といった話を聞いたことがある人もいるでしょう。もし送り方で印象が変ってしまうのであれば、心配になってしまいますよね。
ここでは、履歴書を速達で送ることに対して企業がどのような印象を抱くかについて説明します。
期日に間に合えば送付方法は問わないことが多い
結論として、提出期限に間に合えば送付方法は問わないことが多いです。速達で送ったからといって履歴書を受け取ってもらえないことはなく、通常と同じように扱ってくれますよ。
反対に、速達で送ったから熱意が伝わる、早く到着したから有利になるということもありません。重要なのは履歴書に書いてある内容であるため、過度に送り方にこだわる必要はないですよ。
キャリアアドバイザー
なお、速達で送ることには、追加料金がかかるというデメリットがあります。提出期限まで余裕があるのにあえて速達で送るメリットは少ないため、時間がないときの最後の手段だと考えておきましょう。
マイナスな印象を持つ担当者もいる
履歴書は送付方法を問わないことが多いですが、速達で届いた場合は慌てて送った印象を持たれる可能性があります。
中には「ギリギリに送ってくるのは志望度が低いからではないか」「締め切りに対する意識が低い」とマイナスな印象を持つ担当者もいるでしょう。速達で送ったからといって不採用に直結することはありませんが、不安要素がゼロではないことも頭に入れておきましょう。
キャリアアドバイザー
先ほども解説したように重要なのは送り方ではなく履歴書の中身です。誤字脱字が多かったり内容が浅いと良い印象にならないので、履歴書作成にかける時間を割いてまで速達を避ける必要はありません。
もし履歴書で誤字や脱字があった場合はその後の対応が重要です。履歴書に誤字・脱字があったときの対処法についてはこちらの記事を確認しておきましょう。
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速達を利用したからといって、特別あなたの印象に影響があったり問題になることはありません。企業としては必要な書類が揃っていることや、規定に則っていることのほうが重要です。
もちろん速達を利用せずに、余裕を持って送付することが理想です。しかしどうしても事情があって速達を利用しなければ提出期間内に間に合わない場合は、速達を利用しても問題ありません。
ただし簡易書留必須など、書類を送る際の送付規定だけは事前に確認しておくことが大切ですよ。
必見! 履歴書を速達で送るときの3つの注意点
- 距離によって配達日数が変わる
- 差し出し時間によって配達時刻が変わる
- 速達表示をする必要がある
学生
速達で履歴書を送っても合否には大きな影響はないのですね! 締め切りに間に合うかわからないので、速達で送ることにします!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 速達で送るときには注意すべき点もありますよ。
速達は通常よりも早く届けられたり土日祝日も配送可能など、時間がないときに役立つ心強いサービスです。ただし、距離や差し出し時間によって配送日時が変わるため注意しなければなりません。また、普通郵便とは送り方が異なる部分もあります。
確実に提出期限までに履歴書を届けるため、ここでは速達を利用するときに注意すべき3つのポイントを説明します。
①距離によって配達日数が変わる
速達は翌日までに到着することが多いですが、距離によって配達日数が変わります。たとえば、離島などに送る場合は到着が翌々日になる場合がありますよ。
到着が遅れて提出期限に間に合わなかった場合は送り方にかかわらず不採用になってしまう可能性があります。時間をかけて作成した履歴書が無駄になってしまわないように、履歴書を送る際は必ず到着予定日を確認しましょう。
キャリアアドバイザー
配達日数については日本郵便のホームページから検索することができますよ。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
書類の提出が求められる場合、応募規定にいつまでに提出をしなければならないかが書いてあります。ここで注意しておきたいのが「必着」と「消印有効」の違いです。
「必着」と書かれていた場合は期日までに郵送物が相手に届いていなければ期限内に提出したことにはなりません。一方で「消印有効」は、郵便局の受付印が期日になっていれば、到着が期日を過ぎていても問題ないという意味です。
「必着」と「消印有効」の違いを知らずにいると、たとえ速達を利用したとしても間に合わなくなる可能性があります。応募期日についてはよく確認し、いつまでに何をしておけば良いのかをしっかりと把握しておいてくださいね。
②差し出し時間によって配達時刻が変わる
2つ目の注意点は、差し出し時間によって配達時刻が変わることです。たとえば東京ー大阪間の場合は、窓口で午前中に出したら翌日午前、午後に出したら翌日午後に届きます。提出期限さえ守れば到着時間にこだわる必要はありませんが、窓口の締め切り時刻(おおむね17時)を過ぎると、到着日がずれてしまうため注意しましょう。
また、速達はポスト投函でも送れますが、その場合は投函日=引き受け日とは限りません。たとえば、その日の取集時刻を過ぎてから投函すると、引き受けは翌日になるため到着は遅れてしまいます。リスクを避けるためには、ポストではなく郵便窓口から送るのがおすすめです。
③速達表示をする必要がある
速達は、追加料金分の切手を貼るだけでは期日通りに届きません。ルールとして封筒の右上に赤い線を表示することが定められています。
郵便窓口から送る場合は速達を希望することを伝えれば「速達」というスタンプを押してもらえるため、自分で書く必要はありません。しかし、ポスト投函する場合は赤い線を書かないと速達対応にならないため、忘れないよう注意しましょう。
キャリアアドバイザー
なお、赤い線だけでは不安な人は、封筒の表に大きく「速達」と書くのがおすすめです。
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4ステップ! 履歴書を速達で送る方法
速達で履歴書を送りたいと思ったものの、具体的な方法がわからず不安を感じている人も多いでしょう。ここでは、封筒の準備から差し出しまでの正しい流れを、4ステップで解説していきます。
一生懸命作成した履歴書を確実に届けるために、正しい送り方を知っておきましょう。
ステップ①A4サイズの封筒を準備する
まずは、履歴書を送るための封筒を準備します。履歴書を三つ折りにしなければならないサイズの封筒だと担当者に余計な手間を取らせてしまうため、A4用紙を折らずに入れられる角形2号がおすすめです。A3サイズの履歴書であれば、二つ折りの状態で封入します。
封筒の色は、茶色より白を選んだ方が無難です。というのも、白い封筒はフォーマルな場面で使われることが多く、「応募書類を送るときは白い封筒を使うべき」と考えている人も多いからです。
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ただし、大学名が印字されている学校指定の封筒がある場合は、茶封筒でもかまいません。
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また封筒だけでなく履歴書も大学指定のものがある場合があります。大学指定の履歴書についてはこちらの記事で詳しく紹介していまよ。
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クリアファイルも準備しよう
履歴書はクリアファイルに挟んで封筒に入れましょう。クリアファイルに入れることで、郵送中に折れてしまったり、雨に濡れて滲んでしまうことを防ぐことができます。また、複数の書類をひとまとめにできるというメリットもあります。丁寧な印象にするためにも、クリアファイルは必ず準備しましょう。
クリアファイルは柄やイラストが入っているものではなく、無色透明のものが好ましいです。また、使用感のあるファイルを使ってしまうと「志望度が低いのではないか」と思われる可能性があるため、傷や汚れのない新品を使用しましょう。
履歴書を入れるクリアファイルの選び方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでくださいね。
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ステップ②送り状を書く
履歴書を郵送するときは、送り状も一緒に封入します。送り状とは、誰が、いつ、何を送ったのかを相手に示すためのものです。ビジネスで書類を送る際は送り状を同封することがマナーとされているため、忘れないようにしましょう。
- 日付
- 宛名(企業名、担当者の名前)
- 自分の名前と連絡先
- 件名
- 挨拶文
- 送る書類の種類と枚数
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送り状はビジネスマナーの1つであるため、文面に個性を出す必要はありません。上記画像を参考に、基本ルールから外れないよう送り状を作成しましょう。
ステップ③封筒に赤文字で速達のマークを付ける
速達で送る場合は封筒に速達であることを表示しなければなりません。正式なルールとしては、縦長の封筒は右上に、横長の封筒は右側に赤い線を表示することが定められています。表示がないと速達として対応してもらえないため、指定の箇所に太くはっきりと赤い線を書きましょう。
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なお、郵便窓口から送る場合は、速達で送りたい旨を伝えれば「速達」というスタンプを押してもらえるので、自分で速達表示を書く必要はありません。
ステップ④ポストではなく窓口で出す
ポスト投函の場合、封筒の重さを確認して切手を貼ったり速達表示を書くという作業を自分でおこなわなければなりません。また、ポストの取集時刻を過ぎると、引き受けが翌日になり到着が遅れてしまいます。希望通りに届かなくなるリスクがあるため、郵便窓口から出しましょう。
郵便窓口から速達を出すときは封筒とお金を持参し、窓口で「速達で送りたいです」と伝えます。到着予定日や重さを確認してもらい、必要なお金を支払えば手続きは完了です。郵便局の場所や営業時間がわからない人は、日本郵政の公式サイトから検索しましょう。
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履歴書を速達以外で送る方法も知っておこう
- レターパック:頑丈な作りで履歴書が汚れる心配がない
- 簡易書留:配達状況を確認することができる
- 配達指定:希望の配達日に届けられる
速達以外にも、履歴書を送る方法はさまざまな種類があり、それぞれメリットが異なります。通常は普通郵便、急ぎのときには速達で送るのが一般的ですが、選択肢として知っておくと良いでしょう。
レターパック:頑丈な作りで履歴書が汚れる心配がない
レターパックは、A4サイズ・4kgまで全国一律料金で郵送できるサービスです。対面で届ける「レターパックプラス」(520円)と、郵便受けに配達する「レターパックライト」(370円)の2種類があり、それぞれ専用の封筒に入れて送ります。
レターパックのメリットは、封筒が厚手の紙でできており履歴書が汚れる心配がないことです。また、Web上の追跡サービスで配達状況を確認することもできます。より確実に届けたい場合は、レターパックを利用すると良いでしょう。
キャリアアドバイザー
なお、対面で届けるレターパックプラスは確実性が高いものの、受取人の受領印が必要であるため、履歴書を送る場合は避けた方が無難です。
履歴書をレターパックで送る方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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履歴書をレターパックで出す際はマナーに気をつけましょう。今回は履歴書をレターパックで郵送する際に気をつけたいことや、手順をキャリアアドバイザーが紹介していきます。履歴書をレターパックで送る際のメリットデメリットもしっかり理解して、マナーに気をつけて送付するようにしましょう。
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簡易書留:配達状況を確認することができる
簡易書留は、郵便追跡システムによって引き受けから配達までを確認できる郵便サービスです。万が一郵便物が壊れたり紛失した場合に、原則として5万円までの実損額が賠償されます。
簡易書留は、郵便窓口から送ることができます。料金は基本料金+350円で、土日祝日も配達してもらえます。「履歴書がきちんと届いたのかを確認したい」という人は、こちらの利用も検討しましょう。
ただし、簡易書留は受取人の受領印が必要であるため、採用担当者の負担になる可能性があります。住所や切手料金に間違いがなければきちんと届くため、追加料金がかかることも踏まえると履歴書送付に使うメリットは少ないといえます。
配達日指定:希望の配達日に届けられる
配達日指定は、土日祝日も含め配達日を指定できるオプションサービスです。郵便局に備え付けの「配達日指定シール」を封筒に貼り、窓口から出すことで確実に希望日に届けられます。料金は、平日指定であれば基本料金+32円、土日祝日指定であれば+210円です。
なお、配達日を指定できるのは、原則として差し出しをおこなった3日後から12日後までの間の日付です。速達のように翌日に届けられるわけではないので、急いでいるときには不向きでしょう。
キャリアアドバイザー
「企業が休みの日を避けて送りたい」など、特殊な事情がある場合のみ利用を検討しましょう。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
履歴書は「信書」というものに該当します。この信書を送付する場合、法律でメール便や宅配便で送ることは禁止されていますよ。
それを知らずにメール便などで送ってしまっても罰せられることは基本的にありませんが、マナー違反として企業からマイナスの印象を持たれる可能性がある点に注意しましょう。
また、企業から郵送と指定されているにもかかわらず、面接当日に直接持参したり、事前に自ら企業に持って行くこともマナー違反に該当します。企業には多くの履歴書が届き、それを効率良く見ていくためにも郵送が指定されていることは念頭に入れておきましょう。
最終確認! 履歴書を速達で送る前のチェックリスト
せっかく速達を使っても、ミスがあると予定通りに届かなかったり企業にマイナスの印象を持たれる可能性があります。そのようなことがないように、以下のチェックリストを参考に、送る前に最終確認をしましょう。
- 履歴書は正しく書けているか(証明写真、捺印、日付など)
- 送り状を付けたか
- 書類はクリアファイルに正しい向きで挟んでいるか
- 封筒の宛名は正しいか
- 封筒に自分の氏名や住所を書いたか
- 履歴書のコピーをとったか
- 提出期限に間に合うか(必着と消印有効の違いに注意)
- 封筒に速達表示をしているか(ポスト投函の場合)
- 正しい料金の切手を貼っているか(ポスト投函の場合)
- 封筒は正しくのりづけされているか
履歴書に日付を記載する際の正しい書き方についてはこちらの記事を確認しておきましょう。
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履歴書の日付は自分の手元から離れる日|間違ったときの対処法も紹介
履歴書に書く日付はきちんとマナーを守って提出することが大切です。 この記事では履歴書の日付を書く際のポイント、間違った時の対処法などをキャリアアドバイザーが解説します。 日付のミスが評価にかかわる業界もあるので注意してくださいね!
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封筒をのりづけするときの正しいマナーを確認したい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
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ESや履歴書などを送るための封筒に丁寧にのりづけをすることで採用担当者にも丁寧な印象を与えることができます。 この記事では、のりづけの方法や正しいマナー、よくある質問についてキャリアアドバイザーが解説します。就職のみならず、社会人になっても役立つので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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履歴書の速達での送り方についてよくある質問に回答!
履歴書を速達で送りたいと思った時、「企業に失礼なのではないか」「きちんと送れるのか」などと不安を感じる人も多いでしょう。ここでは、履歴書の速達での送り方についてよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
履歴書送付のポイントを押さえて、速達を上手に活用しましょう。
-
履歴書を速達で送るのは企業に対して失礼ですか?
履歴書で重要なのは中身であり、期日に間に合えば送付方法は問わないことが多いです。速達で送ったからといって、不採用に直結することはないでしょう。逆に、「速達だから熱意が伝わる」ということもありません。
ただし、速達で送ると「慌てて送ったのではないか」と思われる可能性があります。マイナスイメージを持たれる可能性もゼロではないため、時間に余裕がある場合は通常の方法で送るようにしましょう。
-
履歴書を速達で送る方法を教えてください。
速達はポスト投函でも送れますが、より確実に届けるためには郵便窓口から出すのがおすすめです。窓口で速達を希望する旨を伝えて到着予定日を確認し、指定された料金を支払いましょう。なお、窓口の締め切り時刻を過ぎると、到着日がずれてしまうため注意が必要です。
また、速達は土日祝日でも配達してもらえますが、すべての窓口が営業しているとは限りません。直前になって慌てないように、窓口に行く前に受付時間を確認しておきましょう。
履歴書を速達で送るのは最終手段! マナーを守り余裕をもって準備しよう
提出期限まで時間がない時、通常よりも早く届く速達は強い味方になります。マイナスな印象を持たれる可能性もありますが、速達で送ったことが原因で不採用になることはないため、必要に応じて利用しましょう。
ただし、速達は通常より料金がかかり、送り方もやや複雑です。窓口に行けば確実ではあるものの、いつでも営業しているとは限りません。速達は最後の手段として捉え、できれば速達を使わなくても良いように余裕を持って準備しておきましょう。
なお、天候や交通状況によっては到着が遅れることもあります。また、距離や差し出し時間によって配達日時は異なるので注意しましょう。詳しくは後ほど説明します。